事例写真紹介

ハイツのチャバネゴキブリ

作業内容
管理会社から連絡があり、家主が無断でネコを飼って、掃除をしていない為、ゴキブリが大量発生しているとの事でした。
現地に向かい調査すると、チャバネゴキブリでした。
詳細
チャバネゴキブリは、成虫の体長10~15mmの屋内性で、もっとも小型の種類です。
世界中の屋内に分布する代表的なゴキブリで、寒さに弱く、とくに暖房設備のいい、ビル、飲食店、病院、船舶、航空機、列車などに多く、 新幹線や航空機の中で見られるゴキブリはたいていが本種です。

チャバネゴキブリは、全体は黄褐色、胸部に1対の黒い斑紋があります。
卵鞘は薄く中には40~50個くらいの卵が入っています。
生育期間は夏で、2~3か月で、 幼虫は5~6回脱皮して成虫になり、成虫の寿命は3~5か月に及びます。

寒さに弱く、20℃以下では活動できませんが、暖かい場所では1年中、卵・幼虫・成虫が見られます。卵の期間は20日位ですが、卵鞘が薄いため、 雌は孵化するまで卵鞘を自分の尾端に保持します。

チャバネゴキブリは翅がありますが飛ぶことができず、行動範囲も狭いのですが、増殖効率の良さと、 小型の電気器具の中にも好んで潜み、それを媒体として広がり、世界的にもっとも数の多い種類となっています。