事例写真紹介

屋根裏のヒメスズメバチ

作業内容
大きなスズメバチが2階の屋根の隙間から出入りしていると連絡がありました。
天井裏を見て見ると、ヒメスズメバチが営巣していました。
詳細
ヒメスズメバチの説明をします。
体長は女王バチ、オスバチ、働きバチも24~37mmで大きさの差はあまりありません。
オオスズメバチに次いで大型の種で、腹部は黄色と黒の縞模様をしています。

平地から低山地にかけて普通に見られます。
営巣場所は屋根裏や物置の中,土中などの閉鎖的な場所です。
下端は開放していて巣盤が見えます。
巣盤数は3~4層、育房数は200~400房で、スズメバチの中では最も小型の巣を作ります。

幼虫の餌は、アシナガバチの幼虫と蛹を噛み砕いてその体液のみを与えます。
そのため、アシナガバチの発生合わせた生活をしていて、営巣期間は約5ヶ月と最も短く、女王バチは5月中旬頃から営巣を開始します。

働きバチは7月より羽化し、8月~10月には50頭を越えます。
オスバチと新女王バチは8月~9月に羽化します。
体長がオオスズメバチに次いで大きなことや、威嚇性が強く体の周囲にまとわりつくように飛び回るので恐怖感を与えますが、攻撃性は、温厚ですので、刺激をしない限り、襲いません。